内容説明
古代東アジアの世界から弥生農業の特色と青銅器の埋納習俗の意味を考える。独自の視点をもつ弥生文化論の精華。
目次
第1章 初期農耕文化の道(初期農耕文化;弥生時代の始まり;黎明期における九州文化の性格;弥生文化の構造;弥生文化にみる変革期;弥生時代の戦闘)
第2章 日本古代の農業生産(弥生農業の生産力と労働力;古代の水田区画について;農具と農業経営;上代に於ける農具の意義;日本古代のスキとクワの呼称と用字について;千把以前―脱穀の歴史;袋状竪穴について;焼畑の源流;有肩打製石器について ほか)
第3章 弥生時代の信仰と習俗(弥生時代の遺跡にあらわれた信仰の形態;宝器財貨の埋納遺跡;壺に埋納した玉)