内容説明
「企業組織において高業績を導くチーム・プロセスの解明」で平成27年度日本心理学会優秀論文賞を受賞。そのエッセンスをビジネスパーソンに向けて図解を盛り込み、わかりやすく解説。成果を上げているチームからのアンケートや現場の管理職からのインタビューで得た膨大なデータを収集・分析し、“科学的にチーム力を上げるための仕組み”にアプローチした。
目次
第1部 なぜ、いま「チーム力」が重要なのか(日本のチームワークの良さ・悪さとは;チーム力で差別化する時代が来た;高業績チームとは、どんなチームか)
第2部 高業績チームをつくる秘訣とは何か(信頼・協力・学習するチームをつくる;どのようなメンバーを集めるとよいか;共有すべきメンタルモデルとは何か)
第3部 高業績チームを支える土台(高業績チームを実現するリーダーシップ;高業績チームをつくるための人事部門の役割)
著者等紹介
青島未佳[アオシマミカ]
株式会社産学連携機構九州(九大TLO)総合研究部門部門長。慶應義塾大学環境情報学部卒業・早稲田大学社会科学研究科修士課程修了。日本電信電話株式会社に入社。その後、アクセンチュア株式会社、デロイトトーマツコンサルティング株式会社を経て、2012年1月より現職。人事制度改革、人事業務プロセス改革、人事システム導入支援、コーポレートユニバーシティの立ち上げ支援、グローバル人事戦略など組織・人事領域全般のマネジメントコンサルティングを手掛けるとともに、製造業の業務改革、全社改革プラン策定、営業・マーケティング改革のコンサルティング経験を有する
山口裕幸[ヤマグチヒロユキ]
九州大学大学院人間環境学研究院人間科学部門心理学講座教授。1958年、鹿児島県出身。1981年、九州大学教育学部卒業。アサヒビール株式会社勤務の後、九州大学大学院教育学研究科修士課程・博士課程に進学しこれを修了。岡山大学文学部、九州大学教育学部を経て現職。2014年7月から2016年3月まで教育学部長。2016年4月から大学院人間環境学研究院長・学府長。専門は、集団力学、組織心理学、社会心理学。チームワークの形成過程におけるチーム内の対人関係とマネジメントに関して社会心理学的な研究を進めてきた
縄田健悟[ナワタケンゴ]
九州大学持続可能な社会のための決断科学センター講師。1984年、山口県生まれ。九州大学教育学部卒業、九州大学大学院人間環境学府修士課程ならびに博士後期課程修了。博士(心理学)。日本学術振興会特別研究員、京都文教大学総合社会学部講師等を経て、現職。専門は社会心理学、集団力学、組織心理学。特に集団における人間の心理と行動を研究対象としており、チームワークや協働、連携といった集団の“光”の側面と、対立や暴力、反社会性といった集団の“影”の側面の両面からアプローチを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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