出版社内容情報
アジア太平洋戦争での敗戦後、日本は戦争のない国となった。しかし、戦争孤児たちにとって終戦は、平和の到来を意味してはいなかった。彼らの本当の意味での苦難は、むしろ終戦の日から始まった------歴史的事実と孤児たちへの取材を通じて、語られることのなかった「戦争孤児の戦後史」を紡ぎ出していく。
【目次】
第1章 昭和20年8月15日、戦争は終わったはずだった
第2章 子どもたちの多くは、疎開先で両親の死を知った
第3章 親戚の家で待っていたのは過酷な暮らしだった
第4章 住む家をなくした子どもは浮浪児として命をつないだ
第5章 孤児を助けた大人がいた 大人に見守られて育った孤児がいた
第6章 戦場を逃げまどう中で孤児になった子どもたちがいた 沖縄と満州で起きたこと
第7章 私は私のことを知りたい ある戦争孤児の自分のルーツを探す旅
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- 和書
- 太平記 〈6〉 岩波文庫