異端―記者たちはなぜそれを書いたのか

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異端―記者たちはなぜそれを書いたのか

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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845119493
  • NDC分類 070.16
  • Cコード C0036

出版社内容情報

西日本新聞「飯塚事件」、琉球新報「沖縄防衛局長オフレコ発言」、秋田魁新報「イージス・アショア」…
7つの物語が映し出す異端者たちの生きざま

新聞の再生はここから始まる

-----そこには私がこの業界に足を踏み入れた頃わずかに残っていた野生の香りと、少し大げさに言えば狂気のような空気があった。

内容説明

西日本新聞「飯塚事件」、琉球新報「沖縄防衛局長オフレコ発言」、秋田魁新報「イージス・アショア」…7つの物語が映し出す異端者たちの生きざま。

目次

はじめに 異端について
第1章 悔恨―自社特ダネを裁いた検証取材(西日本新聞「飯塚事件」報道)
第2章 信頼―読者と取材先の間で(琉球新報「沖縄防衛局長オフレコ発言」報道)
第3章 象と蟻―現場奮い立たせた社長論文(秋田魁新報「イージス・アショア」報道)
第4章 命を刻む―「新聞とは何か」映した避難者名簿(岩手日報「東日本大震災」報道)
第5章 山を動かす―特ダネより大事なものを(神戸新聞「裁判所の少年事件記録廃棄」報道)
第6章 意地―どこを向いて仕事をするのか(中国新聞「河井夫妻大量買収事件」報道)
第7章 王道からの脱却―震えながら書いた「制御不能」(朝日新聞「福島第一原発事故」報道)
あとがき 組織の包摂力

著者等紹介

河原仁志[カワハラヒトシ]
1982年に共同通信社入社。福島、浦和(現さいたま)支局を経てニューヨーク特派員、経済部長、ニュースセンター長、編集局長。17~19年に東京大学大学院情報学環でジャーナリズム論の講座を持つ。2019年からフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かふ

21
新聞記者の地道な努力によって特ダネを得るというような。最初の「飯塚事件」は記憶があると思ったら映画で見ていた。『正義の行方』。冤罪事件で死刑されたあとにいろいろ問題点(血液鑑定とか)が出てきてその間違いを認める記者と追求していく記者のその後の調査報道。「イージス・アショア報道」も本で読んだ記憶がある。そうしたマスコミの評価が変化したのは福島の原爆事故だと思う。いまでもその問題は明らかにされてないような。「河井夫妻事件」では文春砲がクローズアップされ、地方紙へリークするのではなく週刊誌だという。2024/12/31

チェアー

5
ニュースが生身の人間の苦闘から生まれているということを銘記しておきたい。情報とは無味乾燥なものではなく、きわめて人間くさいものなのだ。人間が人間に伝えるものだから。 2025/05/08

chuji

1
久喜市立中央図書館の本。2024年11月初版。初出「公益財団法人・新聞通信調査会の月刊誌「メディア展望」」2023年11月~24年1月に連載の「新聞人の決断」。大幅に加筆・修正。①西日本新聞「飯塚事件」報道、②琉球新報「沖縄防衛局長オフレコ発言」報道、③秋田魁新報「イージス・アショア」報道、④岩手日報「東日本大震災」報道、⑤神戸新聞「裁判所の少年事件記録廃棄」報道、⑥中国新聞「河井夫婦大量買収事件」報道、⑦朝日新聞「福島第一原発事故」報道。新聞・テレビ・ラジオ等々は文春砲に負けている昨今です。2025/02/15

虫睦彦

0
主に地方紙を中心とした新聞社の調査報道について「なぜこの調査報道は行われたのか」をまとめた本。オールドメディアと呼ばれて久しい新聞の影響力はかつてに比べ大きく落ち、報道の力や経済論理に従わざるを得ない事も増えてきた。それでも記者は「真実を報じたい」とか「信念に従いたい」という思いで記事を書こうとする。でもそういう原点が「異端」にならざるをえない、という報道の難しさ、組織と個の相剋もまとめ上げた佳作。どれだけの読者に届くか分からなくても書かざるを得ないと思い取材する記者の業を感じた。2025/01/04

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