出版社内容情報
労働法における自己決定の理念
労働者保護法における自己決定とその限界
労使関係モデルと国家の役割
労働法における自治と公共性 労働者保護法と集団的自治の位相
全面的な規制緩和攻勢と労働法の危機
内容説明
労働条件決定の主体としての労働者の「自己決定」とは?新自由主義的な規制緩和論を批判し、自己決定論と新自由主義的自己責任論との違いを明らかにし、自己決定が法的規制と集団的自治の原動力であると同時に、これらに支えられてはじめて現実的意味をもつという複雑な相互関係を解明。『規制が支える自己決定』を中心に、自己決定論に関する2論文、国家法と労使自治の関係に関する2論文、第二次安倍政権下の規制緩和政策を総括的に批判する論稿を収録。
目次
規制が支える自己決定―労働法的規制システムの再構築(二〇〇四年)
労働法における自己決定の理念(一九九四年)
労働者保護法における自己決定とその限界(一九九七年)
労使関係モデルと国家の役割(一九八八年)
労働法における自治と公共性―労働者保護法と集団的自治の位相(一九九〇年)
全面的な規制緩和攻勢と労働法の危機(二〇一四年)
著者等紹介
西谷敏[ニシタニサトシ]
大阪市立大学名誉教授。法学博士。1943年神戸市生まれ。1966年京都大学法学部卒業、71年同大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。同年10月大阪市立大学法学部助教授、83年同教授、89年同大学学生部長、92年同大学法学部長、07年同大学定年退職、同年近畿大学法科大学院教授(10年3月退職)。1975年西ドイツ・ギーセン大学在外研究(77年2月まで)、82年西ドイツ・フランクフルト大学在外研究(82年9月まで)、91年ドイツ・フライブルク大学客員教授(同年8月まで)、2004年ドイツ・フライブルク大学名誉博士。1993年豊中市労働紛争調整委員会委貝長、97年日本学術会議会員、97年日本労働法学会代表理事、2001年奈良県地方労働委員会公益委員、2005年民主主義科学者協会法律部会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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