出版社内容情報
子どもの権利論や教育法理論などで大きな功績を残し、2021年に急逝した世取山洋介氏の遺稿著作集。書籍、雑誌などに執筆した中心的な論考を全3巻に編纂。各巻には編集委員による解説を付す。
第2巻は「新自由主義教育改革と教育基本法改正 人間教育法理論にもとづく対抗軸の構想」。
目次
第1部 人間教育法の理論(アメリカ公立学校と市民的自由―公民教育法における修正第一条法理の展開;北海道学テ事件最高裁判決の現代的意義―なぜそれは教育裁判にとってのコーナー・ストーンなのか?;自民党改憲草案が迫る公教育の変質 ほか)
第2部 新自由主義教育改革の理論と対抗軸(アメリカ新自由主義教育改革における教育内容基準運動と「サンクション」としての学校選択;国立大学法人法(制)と「学問の自由」
新自由主義教育政策を基礎づける理論の展開とその全体像 ほか)
第3部 教育基本法の立憲主義的解釈(教育基本法総説;教育改革および教育基本法改正論の新自由主義的側面の批判的検討;新教育基本法の国会審議の分析―その立憲主義的解釈の基礎作業として ほか)
著者等紹介
世取山洋介[ヨトリヤマヨウスケ]
教育法学者。元新潟大学教授。ハーバード・ロースクール客員フェローなどを歴任。子どもの権利条約市民・NGOの会事務局長として、子どもの権利の確立に尽力。日本教育法学会前事務局長。2021年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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