内容説明
佐藤のウンチクは死体解剖である。思想を現実に生かすためにマルクスを求めるのではなく、ウンチクを売るためにマルクスの死体をいろいろといじくる。…クイズの答的知識の多さに圧倒されるのは、自立した判断力を持たない優等生である。“生き方”と“知識”を分離させるな。
目次
1 右顧左眄する臆病なオタク、佐藤優(佐藤優にとっての三つのタブー;佐藤優はソウカの狗 ほか)
2 佐高信の視点(社民党は女性主導で再出発を;保阪正康への疑問 ほか)
3 メディアの読み方(「完全に」政権支配下にあるNHK―手綱を握るは官房長官の菅義偉;新聞記者は菅官房長官の言いなり―若者はネットの与太話を鵜呑み ほか)
4 読書日記(絶望の泥染めをして希望は生まれる;まつろはぬこころを杭に冬構へ ほか)
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て、評論家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Happy Like a Honeybee
8
タイトルに騙されました。 この作家は全く著書が売れておらず、糊口をしのぐため出版したのでは? Amazonレビューも工作員と疑うような書評ばかりで、甚だ疑問を感じます。 読む時間が勿体無いので、佐藤優ファンは手に取らない事をオススメします。2021/05/15
Eiki Natori
7
佐藤優の本は何冊も読んでいて勉強になったが、最近の「変節」は痛々しい。佐高がバッサリ斬るのを楽しみにして購入したが、内容は佐高氏のなんかの著作で読んだ既視感のある批判しか無く、例えば教育改革の佐藤優については何一つ言及なく、真新しい話は何もなかった。しかも彼批判は4章のうち1章のみ、あとは雑誌の連載の焼き直し的な内容や定番の読書日記(これもひどい手抜きだ)と、期待を大きく裏切る内容。 むしろ少し触れていた保坂正康批判というのは読んでみたいが、最近の佐高に以前のような切れ味を望むのは無理なのかもしれない。2021/03/09
れいまん
4
あまり意味のある本とも思えない共著を二冊も出していても自分と立場が違ってくると口汚く罵る本を出すのは人としてどうかなとも思うし最初から気づかなかったのかとも思います人格攻撃が主で、佐藤氏の作品内容に踏み込んで居るわけでもない自分の気に入らない奴だから叩かないととしてますね竹中氏しかり小沢一郎氏にも似てますねわたくしの佐藤ファンの気持ちは覆りませんでしたよていうか、佐藤氏の本のほうが役にたちます2021/03/15
ロバーツ
3
共著もある人をタブーとして批判している。2021/05/11
たけぼう
2
佐藤優に対しての言及は3分の1くらいでした。出版される頻度からみても、今、佐藤優はホントに売れるんでしょうね。この本に書かれている原発広告でのギャラ云々について佐藤優より訴訟をおこされているそうです。佐藤優の本も面白いし、この本も3分の1は面白かった。ただ、佐藤優のタブーというタイトルで売ろうとしているわけだから、3分の1だけというのは詐欺すぎる。購入してたらキレてた。図書館本だから、何も言えねーけど。2022/03/15