いぬとふるさと

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845116768
  • NDC分類 E
  • Cコード C8736

内容説明

あの日から10年―遠い町でひとりぼっちになった犬は、ある日、故郷をめざした。原発事故の被災地に何度も足を運び、取材を重ねた著者にしか描けなかった絵本。

著者等紹介

鈴木邦弘[スズキクニヒロ]
1973年生まれ。長岡造形大学卒業。2015年から原発事故後の福島県双葉郡の取材を開始する。現地を「歩く」ことにこだわり、これまでに帰還困難区域をふくめ、のべ250kmを踏破。土地の空気を感じ、写真におさめ、それをもとにイラストレーションと絵本の制作をおこなっている。第4、6回MOEイラスト絵本大賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

215
東日本大震災から10年、まだ震災の傷は癒えていません。そんな状況を実感させるような絵本です。いぬの避難先は、さいたま新都心なので、親近感が湧きました。犬の絵がもっと可愛いと売れるような気がするのですが・・・ 🐕 https://www.junposha.com/book/b557170.html 2021/02/19

モモ

59
表紙の『原子力 明るい未来のエネルギー』の看板がつらい。昔はにぎわっていたであろう商店街に人影はない。家があの日に倒れたままになっている。今は急ピッチで解体が進んでいるらしい…。『Please pass through as quickly as possible』の看板。『帰宅困難区域』よりも、より切羽つまった危なさを知らせるのはなぜだろう。田んぼはセイタカアワダチソウに覆われた後、今はメガソーラー施設に姿を変えた。そしてまた首都圏に電気を送っていることに驚いた。多くの人に読んでもらいたい一冊。2021/10/08

けんとまん1007

53
先に読んだ「百年後を生きる子どもたちへ: 「帰れないふるさと」の記憶 (それでも「ふるさと」)」とシンクロする。絵本だからこそ、主人公がいぬの視点だからこそ、一層、伝わるものがある。無かったことにしようとする力に取り込まれてはいけない。2021/05/31

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

51
東日本大震災で埼玉に避難した犬が、震災10年後の故郷の福島県双葉町を訪れる話。犬目線で描かれている。著者が実際の写真を撮り絵を描いている。2021/06/14

ツキノ

27
2021年3月発行。犬の目線で描く、原発事故後の双葉町の姿。著者が歩き、写真に撮り、絵を描いた記録。(E144)2021/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17497690
  • ご注意事項

最近チェックした商品