内容説明
社会構造から福祉を問う!実践・政策・運動が担うべき役割とは何か。
目次
第1部 福祉実践者は代弁者となりうるか―自助・互助推進政策のなかで(「賃金労働者」と「福祉の実践者」というソーシャルワーカーの二重性について―子ども家庭福祉に携わるなかで得た知見;政治・行政の限界性と地域における福祉実践;生活問題への対応はどう変化したか)
第2部 政策・司法を問う―社会運動の広がりと裁判(社会保障裁判の実践―法廷の内と外でやるべきこと;「権利の実質化」に向けた政策形成訴訟の成果と限界―浅田訴訟を事例に)
第3部 社会構造を問う社会運動の必要性―反差別・反貧困の社会運動、資本主義批判(沖縄における「基地問題」「貧困問題」の一体的取り組みの必要性;生活問題をめぐる議論における「資本‐賃労働関係」の視点の必要性―貧困問題を例にした理論的試み)