内容説明
今こそ、スイスの危機管理に学ぼう!核シェルターで半年間、在宅避難、コロナショック、首都直下・南海トラフ地震に備え、緊急出版。
目次
第1章 スイスの国勢(地勢;歴史;民族・宗教・公用語・人口;行政;産業;国民生活)
第2章 スイスの社会保障と有事対策(年金;医療;介護;子育てなど;有事対策)
第3章 スイスの防災福祉(災害の危険度;平常時の対策;防災福祉)
終章 日本の歩むべき道(スイスと日本;防災福祉コミュニティの形成;防災福祉国家・防災福祉世界への地平)
著者等紹介
川村匡由[カワムラマサヨシ]
1969年、立命館大学文学部卒、1999年、早稲田大学大学院人間科学研究科博士学位取得、博士(人間科学)、行政書士有資格。現在、武蔵野大学名誉教授(社会保障・地域福祉・防災福祉)、シニア社会学会理事、世田谷区社会福祉事業団理事。福祉デザイン研究所・地域サロン「ぷらっと」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アカショウビン
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地元図書館で借りた。防災への興味から読んだが、驚くのは核シェルターだ。核兵器の対策から出来ているから、これは災害には当然強い。ウクライナの戦争でもアゾフスタリ製鉄所の地下要塞に驚いたが、これが理想とは思わない。しかし防災福祉コミュニティを形成すべきという著者の主張には賛成だ。いまは警察も消防も自衛隊も社会保障制度もばらばらで、結局いろいろな利権の温床を作ることに忙しく、国民が災害から守られていない。著者も指摘するようにスイスは秘密口座の金融業があり、武器輸出国だ。ただ防災対策においては学ぶことが多い。2022/07/09