内容説明
長時間労働の解消、同一労働同一賃金、ハラスメントの根絶、それらを実現するにはワークルールの知識を正確に身に着けなければならない。30年以上にわたって労働委員会や最低賃金審議会の公益委員として多くの紛争に直面して獲得したリアルな職場認識をもとにワークルールの問題点を検討する。
目次
法的な発想と身近な世界
労働者でなければ私はなに
労働条件はどう決まっているか
よく分からない就業規則法制
採用時の駆け引き
業務命令権は絶対か
人間関係の難しさ―パワハラの法律問題
最後の切り札は懲戒権
仮眠も労働時間
ケガや病気は自分のせい
解雇の作法
多様な辞めさせ方―退職・有期雇用の法理
どうしたら権利を実現できるか
やっぱり集団法
著者等紹介
道幸哲也[ドウコウテツナリ]
北海道大学名誉教授。一般社団法人日本ワークルール検定協会会長、NPO法人職場の権利教育ネットワーク代表、北海道労働委員会元会長、日本労働法学会元代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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