内容説明
安心して住み続けられる住居を追われたとき、あなたはどうしますか?格差が拡大し貧困が深刻化する日本で起こった悲劇。事件の経過と背景を克明にたどり、再発を防止するための社会の在り方と制度を提言する。
目次
1 千葉県銚子市・県営住宅追い出し母子心中事件が問うもの(事件の経過;刑事裁判の経緯;本事件に対する千葉県の責任;本事件に対する銚子市の責任;国の責任)
2 取り組みと成果(国に対する取り組みと成果;県に対する取り組みと成果)
3 事件の根幹を問う―生命、人権の侵害・剥奪として(居住貧困と住み続ける権利;女性の人権保障の視角から銚子市母子心中事件を問う;現代の貧困と生命権侵害―殺人、焼身自死を問う;現代の貧困と社会保障・社会福祉・生活保護政策)
4 事件を契機に考える―参加者の声(現場での十分な配慮、行政は想像力を持ってほしい(自由法曹団)
「生活相談」活動をもっと地域に、住民から見える活動へ(中央社会保障推進協議会)
地域に生活と健康を守る会づくりを(全国生活と健康を守る会連合会)
住宅政策の不在と居住貧困の解決に向けて(住まいの貧困に取り組むネットワーク)
この母の叫びに応えていたら(千葉県生活と健康を守る会連合会))
銚子市母子心中事件関係資料
著者等紹介
井上英夫[イノウエヒデオ]
金沢大学名誉教授、佛教大学客員教授、「千葉県銚子市・県営住宅追い出し母子心中事件現地調査団」団長
山口一秀[ヤマグチカズヒデ]
中央社会保障推進協議会事務局長
荒井新二[アライシンジ]
弁護士・自由法曹団団長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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瑪瑙(サードニックス)
ゆう。