内容説明
企業を震撼させる「老親介護リスク」は静かに、そして確実に迫りつつある―。根幹を支える中核人材の喪失、労働力の低下…。上場企業従業員8000人超への調査から浮かび上がる介護と仕事の現状。この未知のリスクにいかに立ち向かうべきか。
目次
第1章 介護クライシスとは何か(問題意識(何が起ころうとしているのか)―迫る介護リスク
生活者にとってのリスク ほか)
第2章 老親介護リスクとは何か―その特性と本質(両立支援問題としてのリスク特性;介護リスクの特性への対応)
第3章 離職とカミングアウトの要因分析(離職の要因;カミングアウトの諸要因 ほか)
第4章 今後、日本企業に求められる支援とは(企業対応の現状;支援設計の基本的考え方 ほか)
著者等紹介
西久保浩二[ニシクボコウジ]
山梨大学生命環境学部地域社会システム学科教授。1958年大阪府生まれ。1982年、神戸大学経済学部卒業後、大手生命保険生命に入社。1990年、同社退社後、(財)生命保険文化センターへ生活研究部研究室に勤務し、主席研究員を勤める。1993年、研究室勤務の傍ら、筑波大学大学院経営政策科学研究科経営システム科学専攻修士課程修了。2001年、筑波大学大学院経営政策科学研究科企業科学専攻博士課程単位取得。東京大学社会科学研究所客員助教授、獨協大学講師、成城大学講師等を経て、2006年より、山梨大学教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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