内容説明
1990年、米国大統領は障害差別禁止法の署名式に臨み、「本法への署名により、障害のある全ての人は、閉じられていた扉を再び開いて、平等・自立・自由が約束された明るい時代に向かって歩み始めることができる」と宣言した。アメリカの25年の歩みを検証し、日本の未来を考える。
目次
第1部 アメリカの障害者法制(障害者法制の歴史的変遷;現行の障害者法制;障害者の雇用状況;障害者法制におけるADAの意義)
第2部 精神疾患とADA(ADA概説;ADAが精神疾患に適用される場合の解釈課題;ADAの実効性確保に関わる問題)
第3部 日本への示唆(日本の状況;日本法制の課題)
補論 国連障害者権利条約(国際連合と障害者の権利;障害者権利条約の内容)
著者等紹介
所浩代[トコロヒロヨ]
福岡大学法学部准教授。1996年小樽商科大学商学部企業法学科卒業、2007年北海道大学大学院法学研究科修士課程修了、2010年同大学院法学研究科博士後期課程修了(博士(法学))。北海道大学法学部助教、新潟青陵大学看護福祉心理学部准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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