内容説明
地域崩壊、高齢化社会、医療問題、農業の先行き、成り立たない林業、貧困と格差、戦争と平和の問題、自治体合併の光と陰…。地域にはこれだけの問題と、これだけの取材テーマがある。各地域に固有の問題が、実は日本のあちこちで起きていることがわかる。地域固有の出来事と思われがちな問題が、実は日本社会全体に問題の根を広げていることもわかる。「東京発」ではない、「地方発」の記事群が映し出す「日本の現場」。
目次
北海道・東北
関東
北陸
東海
中国
四国
九州・沖縄
著者等紹介
高田昌幸[タカダマサユキ]
北海道新聞記者。法政大学法学部政治学科卒。1986年、北海道新聞社入社。経済部、社会部、東京政治経済部、報道本部次長、ロンドン支局長などで取材。一番の関心は「調査報道」。旧北海道拓殖銀行の不正融資、北海道庁の裏金問題、地元百貨店の乱脈経営などを手掛けた。1996年、取材班の一員として「北海道庁公費乱用の一連の報道」で新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議(JCJ)奨励賞を受賞。2004年、取材班代表として「北海道警の裏金問題取材」で新聞協会賞、JCJ大賞、菊池寛賞、新聞労連ジャーナリスト大賞を受賞
清水真[シミズマコト]
昭和女子大学人間社会学部教員。立教大学大学院応用社会学研究科博士課程単位取得退学。明治学院大学社会学部付属研究所研究調査員、立教大学社会学部助手、同助教を経て現職。現在、ローカル・メディア・ネットワーク(全国新聞社のインターネット担当者によるネットワーク)およびローカル・ビズ・カフェ(地方紙の東京支社員によるネットワーク)共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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