内容説明
本書は、「過労死」と「過労自殺」の被災者と家族(遺族)の社会的救済を目的に、その法理論と実際の実務をいかにすすめるかを、筆者の弁護士としての経験を基礎にとりまとめた実務書である。
目次
序 いま人間として生きる権利を(経済大国日本の現実;過労死発生のメカニズム ほか)
第1部 過労死・過労自殺救済の実際(中学教師のくも膜下出血死―千葉地公災基金支部裁決92.8.11千葉地公災基金・中野くも膜下出血死;国家公務員管理職の脳出血死―人事院判定96.9.27気象庁・関口データー処理調査官脳出血死事件 ほか)
第2部 過労死救済の理論と実際(過重負荷主義基準の意義と問題点―87年・95年過労性脳・心臓疾患労災認定基準の検討;過労死労災認定の法解釈論 ほか)
第3部 過労自殺救済の理論と実際(精神障害・自殺と労災補償;過労自殺の民事責任と労災補償 ほか)
著者等紹介
岡村親宜[オカムラチカノブ]
1942年5月鳥取県に生まれる。1965年3月中央大学法学部法律学科卒業。1968年3月司法研修修了。1968年4月東京弁護士会に弁護士登録。現在に至る。現在、弁護士。日本労働弁護団副会長、自由法曹団団員、日本労働法学会会員、日本労働弁護団労災研究会代表、ストレス疾患労災研究会代表世話人、過労死弁護団全国連絡会議代表幹事、東京過労死弁護団代表、働く者のいのちと健康を守る全国センター副理事長
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