内容説明
福祉の仕事をするなかで、利用者さんの死に出会うことがあります。その人らしい、やすらかな看取りを援助すること、それは福祉の大切な役割の一つなのです。
目次
1 今、病院で求められていることは(医療ソーシャルワーカーの仕事;何もできない自分 ほか)
2 死を積極的に取り入れた医療―ホスピスの歩み(スピリチュアル・ケアの必要性;現代の医療制度の落とし穴 ほか)
3 生きるとはどういうこと(死を受け入れる;死に行く人の心の葛藤 ほか)
4 死に方は生き方に左右されるもの(どう生きればいいのか;告知についての考え方 ほか)
5 福祉の担い手となるみなさんへ(援助者として死にかかわる;エコ・フィロソフィについて ほか)
著者等紹介
一番ヶ瀬康子[イチバンガセヤスコ]
長崎純心大学教授・日本女子大学名誉教授・日本福祉文化学会会長
河畠修[カワバタオサム]
浦和短期大学教授・日本福祉文化学会副会長
矢野知彦[ヤノトモヒコ]
大学卒業後、東京都多摩市にある天本病院で医療ソーシャルワーカーとして働く。地域に開かれた高齢者のための病院であるためここでは在宅訪問に専念する。また在職中、地域でのネットワーク作りに関心を持ち職域を越えた連絡会を組織し運営する。さらに同時期に東京都医療社会事業協会に属し、医療ソーシャルワーカーの啓蒙活動に携わる。現在、浦和短期大学助教授・日本社会事業学校講師・東京都医療社会事業協会監事
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