内容説明
在日四十二年。函館・旭ヶ岡の家(特別養護老人ホーム)の園長として、おとしよりの側に身を置いてきたフランス人神父が、愛をもって日本の老人福祉を叱咤激励する。福祉哲学を考える絶好の書。北海道新聞社会文化賞受賞。
目次
はじめに―ソレイユ祭り
エレガントに生きる―「個室」からはじまる
最後のバカンス―フランスから日本へそして世界へ
投げる老人、投げられる老人―スパルタ社会と人権
老人病院は「怪物」だ―医・薬・病と福祉
さまざまな施設メニュー―21世紀の老人ホーム
事務屋とプロ―役人はスペシャリストではない
外の空気を呼び込もう―ボランティアと地域
長い物に巻かれることなく―リフォーム(改革)へ
おわりに―優しさだけでお年寄りは守れない
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