内容説明
21世紀を展望する総合生活保障への道。ゆたかな高齢期をすごすための新しい福祉システムの構築と展望。
目次
序 人生百年、さいごは一週間
1 “ボケ”・ねたきりにならないために
2 高齢者の生活と住居
3 高齢時家政学の構築のために
4 在宅福祉と地域システム
5 地方自治と福祉計画への視点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
17
著作集第4巻。1980年代から90年代前半までの高齢社会を迎えるにあたって福祉(特に地域福祉)は何を大切にしなければならないのかを考察できると思います。とくに高齢期の住宅保障問題を重視されていたところは、居住福祉の視点から学ぶことが多かったです。高齢者が健康で文化的に生活を送るうえで、地域や社会がどうあるべきなのか、とくに地域福祉を重視しながらも国家責任もあいまいにしてはならず、財政的裏付けなどは国家責任を明確化していたところは地方分権を考えるうえでも参考になりました。2016/09/27