一番ケ瀬康子社会福祉著作集 〈第2巻〉 社会福祉の歴史研究

一番ケ瀬康子社会福祉著作集 〈第2巻〉 社会福祉の歴史研究

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  • サイズ A5判/ページ数 315p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845103386
  • NDC分類 369.08
  • Cコード C3336

内容説明

21世紀を展望する総合生活保障への道。アメリカ、スウェーデン、日本の歴史から社会福祉のあり方を展望する。

目次

序 社会福祉における歴史研究
1 アメリカの社会福祉(アメリカ社会福祉発達史研究にかんする若干の問題提起―比較史的方法のための一試論;救貧法の展開過程;アメリカにおける慈善組織化の展開と社会改良運動の発生について―社会事業の母胎にかんする一考察;ニュー・ディール期の社会事業論―とくに社会保障法の成立をめぐって)
2 スウェーデンの社会福祉(貧乏国がどうして福祉国家になったか;社会福祉の歴史;スウェーデン社会福祉への視点)
3 日本社会事業史の諸相(施設史研究の意味と課題;東京都養育院百年史研究序説;東京都養育院百年史の教えるもの;日本セツルメント史素描;「請願上奏」による救貧法促進;戦争による反福祉の実像;補論 戦後社会福祉運動史研究についての覚書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

19
社会福祉の歴史研究の意義についての論文集。著作集第2巻。社会福祉は超歴史的存在でもなければ、たんなる理念でもなく、歴史的現実であり人類の社会的営みの1つとして、歴史のなかで生成、確立、展開するという趣旨の著者の指摘はとても大切な視点である。内容はアメリカ、スウェーデンの歴史研究と、日本社会事業史の研究である。日本セツルメントの研究では、資本主義社会が発展し労働者階級の置かれている状態を対象として位置付けることが大切だという趣旨の論考には、大変学びの多いものだった。2016/01/28

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