内容説明
ソ連・東欧型の社会主義体制の崩壊と先進資本主義国の「新自由主義」政策の破綻のなかで、労働と社会の変革をとおして新たな経済・社会システムを提起する労働者協同組合＝ワーカースコープ。労働が資本を使う労働者協同組合とは。
目次
１ 労働者協同組合＝ワーカーズ・コープの意義と可能性
２ 社会的経済の要としてのワーカーズ・コープ―フランスの労働者協同組合
３ 新しい地域社会モデルを実現したモンドラゴン―スペインの労働者協同組合
４ 「第３セクター論」からヨーロッパ統合市場への挑戦―イタリアの労働者協同組合
５ 国際的に認められた事業団運動の現状と展望―日本の労働者協同組合
６ 労働者協同組合運動の課題
７ フランス労働者協同組合法の紹介
