内容説明
燃焼しきって生きる生活詩人の半生記。いつか書くことに魅せられた少女が、なぜ夢を描き自分をかけるものを発見できたのか。「自由でよけりゃあもっておゆき」と母に励まされて東京への旅立ち。若いモダニズム詩人たちとの交流、壺井繁治との出会いによって「生活詩人」として開眼。結婚、子育て、自治会活動、平和への希求、「亀裂」など、生活詩人が精一杯にうたい伝える感動のドキュメント。詩20篇挿入。
目次
第1部 青春の森
第2部 生活を詩う―第二の開眼
第3部 衿をたて吹雪のなかを―亀裂
第4部 自立への選択