感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
森田望智そっくりおじさん・寺
69
読んでよかった。広島＆長崎の原爆写真に被爆者の詩。戦争を知らない世代の詩も少し。私は広島人なので、『はだしのゲン』などで広島の原爆には多少知識もあるが、長崎には非人情なほど疎い。この本が長崎の被爆の良い入門書になった。子供が被爆してケロイドに悩まされる写真は見ていて胸が辛い。火傷で顔が爛れてしまった娘さんの詩も辛い。英語の対訳付きだが、「世界の警察官」アメリカ人がきちんと読んでくれるだろうか？。平和の像の写真に添えられた詩の一節「大好きな人も 大嫌いな人も 幸せでありますように」が素晴らしい。2014/08/10
zero1
55
【にんげんをかえせ】【昼が夜になって 人はお化けになる】今日は長崎原爆の日。人はどうしてこのような非人間的な兵器（後述）を作ってしまったのか？科学は人を生かすために存在し、活用すべきではないのか？トラウマになりそうな写真も複数あるが、日本人としてしっかりと読んでおきたい本。2020/08/09
たまきら
28
原子爆弾のおそろしさ。その場にいた人々の言葉を、写真とともにつづった詩集です。先日夫とNHK「映像の世紀プレミアム２ 科学者たちの罪と勇気」を見たところだったので、科学者たちの顔が何度もよぎりました。2020/05/19
文太
6
原爆の投下された後の広島と長崎の写真と詩を載せた本。目を背けたくなる写真の数々。被爆者の魂の言葉。全てが心に刻まれた。戦争を知らない世代が増えた。その中で原爆の投下せれた日や終戦の日を知らない子供も多くいると聞く。しかし、これらは全人類が忘れてはいけない日である。より多くの人が本書を手に取ること。そして核兵器のない世界がいつか訪れることを切に願う。2021/08/17
Mimi
6
衝撃的な写真と詩の数々。目を背けたくなる現実が辛辣に、今あるとぼけた幸せを一刺しにする。詩、写真、英詩と３度深みを味わえる作品。息を飲み、言葉の遥か彼方で何かを伝えられた気がした。2012/09/17
