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内容説明
コロナを越えて未来社会を考える。人間の連帯のうえに成り立つ社会を構想しようとする人たちにとって、賀川豊彦はひとつの希望である。生活協同の運動は、もう一度、その根本理念を確認して歩みを進めていくことが必要である。その歩みは世界平和にまで通じると賀川は確信していた。
目次
第1部 生活協同の構想(賀川豊彦の経済観と協同組合;信仰と社会改革(1)―『死線を越えて』三部作を読む
信仰と社会改革(2)―生活協同の扉を開く)
第2部 互助友愛の教育と実業―農村から(御殿場農民福音学校高根学園と食肉加工品製造の実践;グルントヴィと北海道酪聯の開拓者たち―宇都宮仙太郎と出納陽一を中心にして;「乳と蜜の流るゝ郷」―黒澤酉蔵と賀川豊彦)
第3部 後を継ぐ者たち―フィールド調査より(岩手県摺沢の三愛塾運動;三浦所太郎と東北農業協会・東北ミッション;秋田県仙北市田沢湖神代柏林のクリスチャン集落)
総括に代えて(賀川豊彦と宮澤賢治―新しい人づくり・新しい郷づくり)
著者等紹介
松野尾裕[マツノオヒロシ]
1956年東京都生まれ。立教大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。専門は経済思想、賀川豊彦研究。現在、愛媛大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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