目次
ガイダンス―社会人生活への準備を始めよう
技術者倫理の目的―技術者に求められる倫理とは?
よりよい試行錯誤―実用的な専門知識とは?
科学・技術の中の知識―その知識は本当に正しいか?
技術知の戦略―不確実さとの付き合い方
組織における技術知と情報―情報伝達の難しさ
安全の理論―危険なモノを扱う技術の方法論
事実と価値―正しい判断の条件
技術の専門職という立場―技術者の生きる世界
誠実な仕事―どこに価値の基準をおくべきか
義務と同意・説明責任―人工物環境を変える行為者の責任
気持ちに寄り添う―透明性の確保、安心、技術と法
倫理問題の解決―倫理問題の性質と構造
現代的な課題―情報倫理・環境倫理・生命倫理
技術専門知の役割―専門性の役割と限界の自覚
著者等紹介
比屋根均[ヒヤゴンヒトシ]
1962年大阪生まれ。1990年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了(金属材料)。大同特殊鋼株式会社入社、主に鋼材製造部門、プラント部門、開発、品質等マネジメントシステム部門担当。2000年技術士一次試験合格、技術士補(環境部門)、(社)日本技術士会準会員B。2003年技術士二次試験合格、技術士(総合技術監理部門/衛生工学部門)(社)日本技術士会正会員。2005年(社)日本技術士会中部支部ETの会(技術者倫理研究会)創設に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
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技術士による技術倫理の話。 スイスチーズモデルは、潜在的原因による穴は、多重防御でも防げないという趣旨など考え方と事例がうまく結びついている。 例えば、藤前干潟の環境アセスメント 鳥類調査方法。 技術的逸脱を防ぐ三つのポイント 三現主義(観察)現地、現物、現実によって実際に確認する姿勢 正しい知識:部品や装置の正常な使用法、設計思想など 論理的な思考力:確認事実と知識とを論理的に繋げる ランダムサンプリングは現実を捉えていない場合の方法で、現実が分かっていれば取らない方法。後に公益通報者保護あり。2013/02/12