内容説明
近年床スラブは大型化し、遮音、振動、耐火、段差等その性能確保のため多様な要素が加わってきており、従って設計作業も複雑化している。本書は数々の実験により事実検証を行いながら、合成スラブがより設計、施工しやすくなることを目標としてまとめた。構造設計に当たっては応力算定の簡便化を図り、即応出来るように図表と例をもって対処し、設計例を豊富に提示して実用設計に十二分に利用出来るように図った。特に今まであまり重きがおかれなかった遮音、振動、耐火については詳細に記述した。更に施工方法についても詳細に記述し、はじめて取り組む人でも安全に、かつ合理的に施工が行えるよう配慮した。
目次
1 概説
2 ハーフPCa合成スラブの種類
3 ハーフPCa合成スラブの構造特性
4 強度
5 応力と設計
6 たわみ
7 床の衝撃音・振動
8 耐火
9 施工
10 設計例
著者等紹介
田中輝明[タナカテルアキ]
1966早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。1966国士舘大学工学部建築学科講師。1969国士舘大学工学部建築学科助教授。1978国士舘大学工学部建築学科教授。1987工学博士。2004国士舘大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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