目次
ボーリング図を読むに当たって―ボーリング図の基礎知識
トラブルを知ってボーリング図を読む―地盤トラブルの基礎知識
相性がある地盤―山留め壁工法
わが身で踏んばる地盤―山留め支保工法
押し出し押し返す地盤―山留め壁の側圧
掘れば掘るほど膨れ上がる地盤―粘土地盤のヒービング
豆腐のような地盤―工事中の地盤沈下
噴き上がる地盤―砂地盤のクイックサンド
のっぽビルを支える地盤―直接基礎の支持力
どっちが得か、考える地盤―杭の鉛直支持力
気まぐれなお天気地盤―場所打ち杭工法
地裂け、砂湧き出ずる地盤―砂地盤の液状化
建物を記念塔にした地盤―基礎の不同沈下
始末におえないお節介な地盤―杭のネガティブフリクション
岩石の輪廻―岩石についての基礎知識
著者等紹介
平井利一[ヒライリイチ]
1960年千葉大学工学部建築学科卒業。1960年株式会社熊谷組入社。技術本部副本部長、エンジニアリング本部副本部長、技術研究所所長などを歴任。1998年同社退社。コンサルタント会社顧問。技術士(建設部門)、1級建築士
尾崎修[オサキオサム]
1967年大阪大学工学部構築工学科卒業。1967年株式会社熊谷組入社。技術研究所所長、環境事業プロジェクト部長などを歴任。1999年同社退社。関東地質株式会社常務取締役技師長。技術士(建設部門・総合技術監理部門)、1級建築士、住宅性能評価員
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感想・レビュー
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tapioka
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ボーリング図を読むとタイトルにありますが、ボーリング図自体の解説はそれほど多くなく、土質工学、基礎工学の知識がメインです。ボーリング図の解説自体は役立ちますので、もっと例が欲しいところですね。実務に必要な最低限の知識やイメージを持たせるには分かりやすい内容ですので、全体をざっくりと知るには本書、更に詳しい内容は専門書という読み分けをするのがいいと思います。ボーリング図を書いた本はなかなか無いので、本書は実務者にとって大変参考になる一冊になりそうです。時間を置いて再読したいですね。2014/01/05