内容説明
本書は、土木分野のユニバーサルデザイン、バリアフリーの実践について述べたもの。まちづくりや道路、河川、公園、鉄道、港湾等の社会インフラの整備や管理の現場で働く土木技術者(=シビル・エンジニア、市民技術者)が、バリアフリー、ユニバーサルデザイン、ノーマライゼーションの思想や具体の実践事例を知り、子供と大人も、高齢者も障害者も共に暮らす社会を実現するために行動することを願う本である。
目次
第1編 ユニバーサルデザイン、バリアフリーの目指すもの(バリアフリーの意味とこれからの方向;海外のバリアフリーに係る法制度(アメリカ、イギリスおよびスウェーデンの事例)
バリアフリー歩行空間ネットワーク整備への取組み(誰もが安全で快適に利用できる歩行空間を目指して)
ユニバーサルデザインによるまちづくり・みちづくり ほか)
第2編 先進的な取組み事例(PI方式による歩道のバリアフリー対策;「ひろこく」のやさしい道づくり;歩道のユニバーサルデザイン;立川駅南北駅前地区のまちづくりとバリアフリー ほか)
著者等紹介
吉川勝秀[ヨシカワカツヒデ]
前・建設省河川局流域治水調整官。前・建設省大臣官房政策企画官。現・国土交通省国土技術政策総合研究所環境研究部長
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