出版社内容情報
色彩と精巧さで頂点を極めた九谷焼の制作技法、歴史的背景、産地の現状やこれからの課題などを、様々な角度から紹介。
内容説明
350年以上の伝統を誇る九谷焼は、その絵柄・色彩によって現在も私たちの心をとらえて離しません。本書は、製作技法を中心に歴史的背景、業界の現状とこれからの課題、また産地の紹介など九谷焼をさまざまな角度からとらえています。九谷はもちろん、すべてのやきもの愛好家待望のシリーズ第6弾。
目次
1章 九谷焼の発生と流れ(九谷焼の前史;九谷焼の発生;九谷焼の流れ)
2章 九谷焼の製作(技法・様式・種類;素地の製法(坏土工程;成型工程)
下絵付け(染付)の工程)
3章 九谷焼の現在とこれから(九谷焼をめぐる動向;九谷焼の職人;九谷焼のこれから)
4章 九谷焼産地へのいざない(加賀地方とその周辺の地理的環境;九谷焼産地とその周辺の歴史;九谷セラミックロード)
著者等紹介
正和久佳[ショウワヒサヨシ]
本名乙彦。1931年富山県高岡市に生れる。1975年古九谷風安全無公害釉薬(耐酸釉)開発。1977年小松市物産振興協会理事。第1回伝統九谷焼工芸展入選。1979年第8会石川県デザイン展入賞。1982年石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会デザイン開発委員会委員。1984年第40回石川県現代美術展入選。1985年石川県クラフト、デザイン協会理事。1987年連合会新商品開発委員会委員長。第50回一水会陶芸部展入選。現在九谷正窯主・郷土史料研究所長・小松市立博物館専門委員。連合会古久谷研究委員会歴史部会長・一級技能士(陶磁器科)。著書に『《古九谷》研究批判』、郷土史料研究所、平成4年。『九谷焼―歴代の作品でつづる九谷焼の歴史』(共同編集)、石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会、平成9年。その他多数
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