内容説明
歴史と文化の空間を次代へ伝える匠たちの技は、互いに関連して構築された末に“文化財建造物”という形で輝きを放つ。彼等は先人の技術継承という縁の下の力持ちであり、いぶし銀の名脇役である。だからこそ、その一言一句には古建築の保存維持や文化財が有する真の価値といった、諸々の問いに対する答えが秘められている。
目次
序章 文化財修復絵巻
第1章 伝統的技法の伝承者たち(森本安之助(錺師)
大谷秀一(鋳物師)
鈴木正(建具師)
川面稜一(建造物彩色) ほか)
第2章 日本の木造建築の特徴について伺います(日本の木造建築の特徴について伺います;テスト済みより、歴史の証明;目利きであること;文化財を守ってきた法律の巻;文化財を学びたい!)
著者等紹介
関美穂子[セキミホコ]
1968年新潟県に生まれる。1989年京都芸術短期大学中退。1991年東京デザイナー学院名古屋校卒業。一級建築士事務所、ギャラリーの企画、編集プロダクションなどを経て1996年出版エディターとして独立。現在のぶ企画代表。(財)文化財建造物保存技術協会の臨時職員を兼務。自称「文化財の広告塔」
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