内容説明
大瀧詠一、細野晴臣、あがた森魚、鈴木慶一、高田渡、加川良、西岡恭蔵、小室等…。輝かしい才能が集った70年代の音楽制作現場!
目次
異色の新入社員
2つの大きな出会い
はっぴいえんどとの日々
たいまつの炎に囲まれて
出発のとき
ベルウッド発足
さよならだけが人生ならば
飄々と生きた漂泊のシンガー
ロサンゼルスの邂逅
希代のコンセプト・メーカー
ベルウッドを脇で支えた男たち
関西フォークの拠点とその周辺
満を持してやってきたスーパースター
パンドラの希望
わが心のヤスガーズ・ファーム
雑司が谷の一夜の幻想
三浦光紀の決断
炎の最後のきらめき
ベルウッドふたたび
著者等紹介
奥和宏[オクカズヒロ]
東京生まれ。プログラマー、編集者を経てフリーランスのライターに。欧米のルーツ・ミュージックやロックの紹介、楽器の解説などの記事を、音楽誌を中心に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
58
先日見た映画「嵐電」の音楽が、あがた森魚さんの作だったこともあって、あがたさんの項を興味深く読んだ。中津川フォークジャンボリーでの出来事が詳しくわかる記述も貴重。ベルウッドとURCは、レーベル全体として安心して聴けるという音楽に満ちている。その魅力がミュージシャンの個性によることは言うまでもないが、プロデューサーであった三浦さんの牽引力がなければ、今の日本の音楽シーンはなかっただろう。全体像を読み終わってみると、やはり聴きたいアルバムがいっぱいだ。21世紀の今もその魅力は色あせていないと思う。2019/08/13
阿部義彦
13
70年代に実に個性的なアーチスト(細野晴臣、高田渡、加川良、あがた森魚、はちみつぱい、小室等)を輩出した奇蹟のレーベル、KING傘下のベルウッドの歴史などを三浦弘紀さんに取材した上で資料も満載でまとめた貴重な本。私が初めて聴いたのは多分及川公平さんの「忘れたお話」(姉が借りてきた)で買ったのは細野さんかあがた森魚さんのどれかかな?何分昔の事で曖昧ですが。何よりジャケ洒落てました、子供の書きなぐったような絵や林静一さんの美麗なイラスト等ジャケも作品の一部と言えるそういう所に敏感に反応してました。ありがとう2016/04/13
りょうけん
5
この本の事を、面白くなかったね、という方がみえます(^^)。僕わそういう事を結構真に受けるので、へえそうなんだぁ、と思いながら読み進めました。 そしたら僕にわ結構面白かったのです。 著者の方とわ全く面識ございませんが、本の中身に始終登場する、ベルウッド・レコード創設の立役者三浦公紀さんにわ、一昨年の「祝春一番コンサート」の会場でお会いして、少しだけお話もさせて頂いたのでした(^o^)2017/08/21
Natsuhiko Shimanouchi
2
知ってるようで知らなかったベルウッド。中学生の頃からサンハウスや頭脳警察リアルタイムで聞いてたロック小僧だったので、小室等や高田渡などフォークの人のアルバムちゃんと聞いたことないので改めてちゃんと聞いてみようかな。2016/04/30
ito_mojo_takashi
1
☆☆☆☆☆2016/07/11