内容説明
1995年3月20日、サリンがまかれた車両に乗り合わせ、いまも後遺症と闘い続ける一人の被害者。極刑を免れた元オウム真理教幹部。その2人が20年の時を経て初めて向かい合った6時間の記録。
目次
第1章 一九九五年三月二十日八時四分、あの日いつものように(疑問、感じたことをそのまま言葉に;いつものように地下鉄に ほか)
第2章 「絶対的帰依」という無限ループ(「オウムの総括はすべて読みました」;チベットの高僧から教えられたヴァジラヤーナ ほか)
第3章 被害者の二十年、元オウム幹部の二十年(正体不明の異変を抱え;何かに突き動かされて ほか)
第4章 被害者六千人超、その賠償と責任(終わらないし、許されない;憎しみはないのか ほか)
第5章 宗教の本来の役割とオウム問題の根(本来はセーフティネット;いまの若者が宗教に入る理由 ほか)
著者等紹介
さかはらあつし[サカハラアツシ]
映画監督、路上の哲学者。1966年、京都府に生まれる。京都大学経済学部でゲーム理論と組織の経済分析を専攻。卒業後、電通に入社するが、地下鉄サリン事件の被害者となり退職。渡米してMBAを取得し、シリコンバレーでベンチャー企業に参加する。2001年には、製作に参加したアメリカ映画「Bean Cake(おはぎ)」がカンヌ国際映画祭短編部門でパルムドール(最高賞)を受ける
上祐史浩[ジョウユウフミヒロ]
「ひかりの輪」代表。1962年福岡県に生まれる。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程を修了後、宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)に。大学院在学中にオウム真理教に入信、宇宙開発事業団を1年で退職し出家。地下鉄サリン事件発生時にはモスクワに滞在、事件後に帰国し教団のスポークスマンとなる。偽証罪で逮捕され、出所後「アレフ」代表となるが2007年に脱会し麻原帰依から脱却、「ひかりの輪」を設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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