内容説明
10年ぶりのアメリカの利上げから、日本、そして世界の景気を把握する。難しい経済指標がわからなくても大丈夫。
目次
第1章 金利は景気の「今」を表す
第2章 3つの金利で景気は予測できる
第3章 景気サイクルと金利の関係
第4章 信用サイクル
第5章 お金は世界を回っている
第6章 すべては米国から始まる
第7章 ユーロ圏という大国
第8章 追い風に乗る日本
第9章 投資で成功するために
著者等紹介
堀井正孝[ホリイマサタカ]
SBIボンド・インベストメント・マネジメント(株)代表取締役。国内有数である先進国債券ファンド「グローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)」元運用責任者。第一生命保険(株)および系列運用会社(現DIAM)で債権運用ファンドマネージャーとして従事した後、2005年から2015年12月まで国際投信投資顧問(株)(現三菱UFJ国際投信(株))でグロソブを担当。2008年「国内債券型・国際債券型部門モーニングスター最優秀ファンド賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ネロ
15
積立NISAで満足してるくらいの自分には難しすぎた。しかし、金利が景気サイクルのカナリアとして情報を持つとして、現在の日本のにっちもさっちもいかない低金利政策は今後どうなってしまうのだろう。2022/07/12
Q
14
KU ●長期金利は短期金利の先を行く、景気の「バロメーター」 ●短期金利は金融政策によって変動するのに対し、長期金利は景気や資金需要に影響を受けて変動することが原因です ●外貨準備高とは、保持している外貨の量です ●基本的には、マネーサプライが増えると景気が良くなり、減ると景気が悪くなります ▷細かいことはよく分からなかったが長期金利を見ましょうとの話だと理解した2022/03/20
前田まさき|採用プロデューサー
4
✅。景気動向を知りたければ「金利」を注視すべき。リーマンショック前後に真っ先に景気の変化に反応したのは「金利」だった✅投資をするうえで金利が重要なのは、金利が景気の「今」を表すため✅金利には以下3つの特徴がある。①日次でデータの取得ができる速報性②データが改定されない確実性③個々の企業の影響を受けやすい株式などと異なり個別要因が少ないる✅景気は3つの金利で予測できる。①政策金利②10年国債利回り③社債利回り2020/11/14
らう
4
先日FRBが利上げに踏み切った直後に書かれたタイムリーな本、金利の動向からリーマンショックのような大暴落を事前に予測する。あらゆる経済指標よりも金利の動きをみるほうが確実である。見るべき金利はアメリカの金利であり、世界はアメリカ経済に追随している。という趣旨を各データ・グラフを用いてわかりやすく解説している。2016/01/24
masshib
3
ファンド運用のベテランである筆書がマーケットをどのようにとらえて、予兆判断につなげているか、そのノウハウをわかりやすく記載されており、大変参考になった。米国の金融政策変更に注目が集まっているのはこの本が書かれた2015年当時と現在が類似している。コロナの影響が当時とは異なるとはいえ、米国の金利変化が、世界経済にどのように波及するのか、長短金利差縮小、社債スプレッド、長期金利の動向から景気の変動を確認、予測することが景気指標に基づくよりも適時適切な判断ができるなど参考になることが多かった。2022/03/13