内容説明
気候変動の影響に対処するための最新の気候科学・影響予測技術を研究した、文部科学省「気候変動適応研究推進プログラム」(RECCA)と環境省「温暖化影響評価・適応政策に関する総合研究」(S‐8)の成果を1冊に。このガイダンスブックが、多くの自治体や企業の適応策立案のヒントになる。温暖化、集中豪雨、土砂災害、スーパー台風…etc。想像を超える気候変動の影響とリスクに対処する方法。
目次
第1部 適応策立案編(気候変動適応の必要性と考え方;地域における適応策の作成方針と具体化;地域における適応策のケーススタディ;気候変動の影響評価に基づく適応策立案の流れ)
第2部 科学技術情報編(影響評価の前提となるシナリオ;地域気候予測のための手法;影響評価の実際;アジア太平洋地域への展開)
著者等紹介
三村信男[ミムラノブオ]
茨城大学長。気候変動適応研究推進プログラム(RECCA)プログラムディレクター。温暖化影響評価・適応政策に関する総合的研究(S‐8)研究代表者。工学博士。1974年東京大学工学部都市工学科卒業、1979年同大学院博士課程修了。1979年東京大学工学部土木工学科助手、東京大学工学部助教授、茨城大学工学部教授などを経て現職。茨城大学地球変動適応科学研究機関(ICAS)設置に尽力し、学長就任まで機関長を務めた。専門は地球環境工学、海岸工学及び気候変動への適応策
太田俊二[オオタシュンジ]
早稲田大学教授。RECCAプログラムオフィサー。博士(人間科学)。1991年早稲田大学人間科学部人間基礎科学科卒業、1996年同大学院博士後期課程修了後、同年早稲田大学助手、1999年山梨大学工学部助教授、2001年早稲田大学助教授などを経て現職。専門は生態学、農業気象学、特に気候変動下の生物の挙動のモデル研究
武若聡[タケワカサトシ]
筑波大学教授。RECCAプログラムオフィサー。工学博士。1985年筑波大学第三学群基礎工学類卒業。1990年同大学院博士課程修了後、同年東京工業大学工学部助手、1993年九州大学工学部助手、1997年筑波大学構造工学系講師などを経て現職。専門は、海岸工学、リモートセンシング、特に長期間にわたる砂浜の動態のモニタリング手法の開発
亀井雅敏[カメイマサトシ]
リモート・センシング技術センター研修・調査課長。RECCA事務局。修士(環境マネジメント)。1998年東京外国語大学卒業、1998年財団法人リモート・センシング技術センター入社、2006年法政大学大学院環境マネジメント研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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