内容説明
戦国時代の軍師はどう考え、どう行動したのか?現代を勝ち抜く戦略と知略を学ぶ!
目次
1 黒田官兵衛―敵の強みを弱みに変える
2 竹中半兵衛―国のためなら主君に逆らうことも厭わない
3 小早川隆景―目先の利益でなく長期的な視野で考える
4 直江兼続―義を重んじ率先垂範する
5 山本勘助―不遇に負けない遅咲きの人
6 太原雪斎―巧みな根回しと外交戦略
7 片倉景綱―時に主君の手本となり、盾となる
8 本多正信―出戻りでも信頼を得た、徳川一の嫌われ役
9 石田三成―豊臣政権NO.1の非凡なマネジメント能力
10 真田幸村―逆境でも諦めない日本一の兵
著者等紹介
皆木和義[ミナギカズヨシ]
1953年、岡山県生まれ。早稲田大学法学部卒。経営コンサルタント、作家、歴史研究家として幅広く活動。「盛和塾」東京地区元代表世話人。平成ニュービジネス研究所所長、(株)ハードオフコーポレーション(東証一部)代表取締役社長、経済産業省消費経済審議会委員などを歴任。一般社団法人日本中継ぎ経営者協会理事長、NPO法人確定拠出型年金教育・普及協会理事長も務めている。さまざまな企業で「歴史に学ぶビジネス戦略」をテーマに講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小木ハム
19
名だたる戦国大名を陰に陽に支えた軍師たちから、ビジネスに活かせる考え方を学ぼう!というコンセプトの本。所々で偉人の名言が挟まれるのがちょっと強引な気もするけど基本頷けます。個人的に徳川の憎まれ役を一手に担った本多正信のキャラ性がヒットしました。己のSWOT分析をして無私無欲を貫き、帯刀したまま家康の寝室に出入りできるまでの信用を得る。他家に士官したり流浪してる時期(いわば転職)があるのも興味深い。味方から超嫌われていたけど、家康は彼を『正しく信じた』ほんと名前通りのポジションですね。2019/06/26
黒猫
15
どの時代でも成功者の裏には名軍師あり。戦国時代の有名な10名の軍師の考え方や生き様を現代のビジネスに置き換えてわかりやすく説明された一冊。歴史を学びながらビジネス戦略の基礎を学ぶことができる。作中には至る所で古今東西の成功者の名言書かれているが、それが各軍師と同じ考え方をしている。まさに《温故知新》。戦国の軍師たちは『孫子』や『論語』などから学び、戦に活かしていた。今でも現代語訳された様々な本が出ていて、そこから学ぶビジネスマンがいる。繋がってるんだなぁ。もっと色んな時代を知るともっと面白いだろうな。2014/05/07
茶幸才斎
6
黒田官兵衛、竹中半兵衛、小早川隆景、直江兼続、山本勘助、太原雪斎、片岡景綱、本多正信、石田三成、真田幸村の10人の戦国武将を挙げ、彼らの類い稀な智謀、戦略、外交手腕などを物語る逸話の数々を、ビジネス上の教訓として紹介している本。「皆様も政宗の白装束のエピソードを思い出し、雄々しく逞しくピンチを乗り切っていただきたい。」(p.166)と云う記述が心に引っ掛かった。そんな時代錯誤の美談が当世何の参考になろうかと一蹴すべきか。それとも、そんな風流をもはや解さない現代人の了見の狭さを寒い世の中よと嘆くべきなのか。2018/12/05
getsuki
6
先に読んだ本と重複している所もあるし、間違いも見受けられたのは少々残念であるが読みやすいのはいい。直江状や上杉家家訓の全文を現代語訳で載せてあることからも、著者は上杉贔屓なのかな?2016/01/28
二階堂聖
6
戦国時代の軍師紹介と途中途中に時代問わない名言がはさまっている構成。 『大きく成長する経営者には、軍師のような立場の優秀な参謀、補佐役がいるといえるかもしれない。それは昔も今も変わらない。(P3)』 『まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。(ジョージ・ソロス)(P229)』2014/06/17
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