内容説明
フランス人写真家が捉えた美しい日本の廃墟の数々。軍艦島、摩耶観光ホテル、日窒鉱山などの有名廃墟はもちろん、写真集にはじめて収録する美しく幻想的な廃墟を多数掲載。
目次
軍艦島
西洋風味
工場
幻想の風景
和の廃墟
美しい廃墟
瓦礫の世界
学校
病院
広間または劇場
遊園地
著者等紹介
Meow,Jordy[MEOW,JORDY] [Meow,Jordy]
廃墟を捉える写真家。フランスのボルドー出身です。現在東京を拠点として、日本各地の忘れ去られた場所や、まだ人の目に触れていない場所を見つけ出し、写真というメディアを通じて、彼の独自の世界観を発信しつづけている。1982年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
52
フランス人の感性はよくわかりませんが、写真だけなのですぐ読める。なんか文章があったほうがいい気もしますが、そうなると写真が少ないとケチつけそうな自分がいけない。2017/12/26
絹恵
43
永遠に残るものなんてないからこそ、風化の時間に美を映すのだと思います。止めることの出来ない風化の過程を切り撮ることで、永遠になる一瞬に惹かれます。散り際の桜を愛でる気持ちと似ているのかもしれません。加工しているものも見られますが、「時間を彩る」と考えれば問題ありませんでした。夢のあとの静けさが胸をきゅっと切なくさせます。2015/01/24
ハイカラ
40
日本の廃墟の写真集。住居、学校、病院、工場、遊園地など、色々な人工物が打ち捨てられ朽ちた姿は、何とも言えず魅力的。白沢峠の廃トラック写真が特によかった。2016/03/29
すみの
31
有名な軍艦島をはじめ廃墟と化した空き家、劇場、病院、学校、遊園地、工場・・・。埠頭にある廃墟なんてサイコパスに出てきそうです。2015/06/13
✿yoko✿
28
軍艦島の写真が多めだけれども、各々の場所の細かい説明が少なく、テーマ別に流れていくので、どっぷり廃墟の世界に嵌っていきます。元精神病院の、廃墟の牢獄のような柵のある個室には、今でも狂気が潜んでいるような怖さ。 手元に置いて何度でも見返したい一冊です。しかし落ち込んでいる時に読むのは要注意、闇の世界に引きずり込まれてしまいます…今回けっこうヤバかった… 2016/06/25