内容説明
写真撮影は、絞りやシャッタースピード、明るさ、色味などを調整して行います。しかし、これはあくまでカメラ操作という基礎。撮影で重要なのは撮ろうとする写真をイメージできるかどうかです。イメージなしでは、たとえカメラを完璧に使いこなせたとしても自由な表現を行うのは難しいでしょう。本書でご紹介するいくつかのヒントを基にして、自分が撮りたい写真のイメージに活かしていきましょう。
目次
1 自然、都市、風景写真から見る撮影法(フレーミングを考えることから、写真ははじまる;画面の四隅を意識することで全体の調和を整える ほか)
2 一瞬の出合いにレンズを向ける「スナップ」(スナップに使いやすいレンズ選び;スナップとカメラ選び ほか)
3 人物の魅力を捉える光の見方「ポートレート」(ポートレートとレンズ選び、画角による変化;被写界深度の違いとボケの使い方 ほか)
4 大切な時間の記録「家族写真」(子供たちの表情を観察する;大人の目線と子供の目線、アングルの違い ほか)
5 光とディテールを観察する「静物写真」(マクロレンズによる撮影距離と静物撮影;撮影距離と被写界深度について ほか)
著者等紹介
大和田良[オオワダリョウ]
1978年仙台市生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学院メディアアート専攻修了。2005年スイスエリゼ美術館による「ReGeneration.50 Photographers of Tomorrow」に選出され以降国内外で作品を発表する。2011年日本写真協会新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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