内容説明
送り手から受け手へと主導権が移ったいま、コミュニケーション再構築の鍵は「デジタル」だ!ネットとテレビとリアルを結び、すべてのマーケティングはデジタルになる。
目次
第1章 ネットだけでマーケティングは語れない
第2章 コミュニケーションの起点を受け手に移す
第3章 テレビCMを科学する
第4章 テレビCMをオンラインで補完する
第5章 プラットフォームの変化を捉える
第6章 人のリアルな行動にターゲティングする
第7章 組織改革でデジタルシフトを加速する
対談
著者等紹介
横山隆治[ヨコヤマリュウジ]
1982年青山学院大学文学部英米文学科卒。同年株式会社旭通信社入社。1996年デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社を起業、設立、代表取締役副社長に就任。2001年同社上場。2008年株式会社ADKインタラクティブ設立。同社代表取締役社長に就任。2011年株式会社デジタルインテリジェンス代表取締役に就任。ネット広告黎明期からビジネスの実践とデジタルマーケティングの理論化・体系化に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
37
これまでの大手企業で長くマスマーケティングを担当していた人たちは、マーケティングは理解していてもデジタルの知見を持っていない。 デジタルマーケティングは「デジタル施策によって初めて得られるファインディングス(発見)を用いて、マスやリアルを含むマーケティング活動全体を最適化する試み」と定義する。DMPやDSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)などの新しいマーケティング技術は、ネット領域だけを最適化するためにあるものではない。デジタル施策はマーケティング全体の視点で発想し、運用していくべきものである。2020/04/29
nekozuki
13
マスメディア・ウェブ等と各媒体でわかれていたマーケティングをデータの活用を元に双方向的に関連付けて「デジタルマーケティング」として捉え直すことを提唱。各々のメディアで向き不向きがあり、二者択一ではないのでどのように相互補完を行うかは重要だろう。2017/02/12
スプリント
3
ネットが普及し、スマホが普及した現在のマーケティングのあり方と今後の見通しが理解できます。2016/03/06
yyhhyy
3
現実にはまだまだ日本の企業はそこまでマーケティングの効果検証に費用をかける体質ではない、しかしマス広告を幾つか打てば大丈夫だった時代は終わりつつあるのだから本書のような意識を持ってもっと調査・検証、そして実行に移すべきだと思う。2015/12/19
蛸墨雄
2
マイクロソフトのキネクトを用いた視聴質データのとり方、思いつくことは出来ても実践してる企業があるとは恐れ入った。 ビッグデータの概念をこの時点で中止しなかればならないと警鐘を鳴らしているところも学ぶべきとこがあると思われる。ただこの手の本は著者について半年ほど実習しないと絶対に身につかないものであるともいえる。2017/06/28