内容説明
北は北海道・稚内から南は鹿児島・枕崎まで、鉄道でつなぐ7044.3キロ。乗った本数154本、聞いた夢の数188人。夢をたずね歩く写真家・中井精也の日本縦断、泣き笑い道中記。
目次
北海道編(はじめてのため息;人恋しいのさ。 ほか)
東日本編(はははははは。;いつまでも仲良く。元気に。/ラグビーの先生になる。 ほか)
西日本編(雑木林はいいよ。;職業と夢は違います。 ほか)
九州編(親友はいますか?;自分のイタリアンレストランをもつ。 ほか)
著者等紹介
中井精也[ナカイセイヤ]
1967年東京生まれ。東京ビジュアルアーツを経て鉄道写真家の真島満秀氏に師事。独立後、2000年に山崎友也氏と有限会社レイルマンフォトオフィスを設立。著書、写真集多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろ☆
19
素敵な本だね。鉄道写真家である著者が北海道から九州まで電車の旅。車内で出会った人たちに、「あなたの夢は?」と尋ねる。看護学生の夢、明るく生きていきたい。夢は看護師では?それは職業であって、夢ではないです。おぉ、。2014/07/25
淳
8
『スポットライトは当たらなくても、人知れず終わってしまったとしても、人の数と同じだけ、ドラマがある。そしてその主人公は、どこにでもいる普通の人、どんなヒーローよりも、勇敢で、輝いている、普通の人だ。』普段、言葉も交わすことなく、道すがらすれ違っている人たち、それぞれが夢やドラマの真っ最中だと思って見ると、新鮮な気持ちになる。優しい気持ちになったり、自分も頑張ろうって思えることに気付いた(^^) ひたすら飼い犬のことを語り『やだねぇ、夢なんかないよ~』と締めるおばあちゃんも、よかった♪2014-152014/05/20
奈良 楓
3
【○】鉄道がメインではなく、鉄道に乗る人が夢を語る姿がメインの写真集。駅員さんの後世へ駅を引き継いでいく、という夢がいいなと思いました。2015/10/11
かおり
0
あったまる、あったまる、心がぽかぽかあったまるぅ〜!中井さんが来月宇奈月に来てくださるのがとっても楽しみです(^^)2015/02/16
shunty
0
鉄道写真家・中井精也氏が、北は北海道・稚内から南は鹿児島・枕崎まで鈍行列車に乗っての珍道中をまとめた1冊。目的は「出会った人に夢を尋ねること」。断られることもあり、順調とは言えないことだってあるけど、聞いた夢の数188人。日本は、まだまだ大丈夫。そう思える1冊。