内容説明
阪神・淡路大震災の教訓はなぜ生かされなかったのか。つながらない携帯電話、届かないSOS。被災地の声を伝える確実な手段はあるか。いま、ICT(情報通信技術)の真の役割が問われている。東北3000人の調査が伝える「情報の空白地帯」の実態。
目次
序章 デジタル大国に生まれた情報の空白地帯―生かせなかった阪神・淡路大震災の教訓
第1章 分析―データで読む東日本大震災の情報行動
第2章 証言―東北沿岸部で何が起こったか
第3章 証言―東北内陸部の人は何を見たか
第4章 証言―原発事故と情報行動
第5章 証言―情報源や行政・企業・メディアへの意見
第6章 証言―被災自治体の現実と情報システムの教訓
第7章 提言―被災者の視点での情報伝達を可能にするには