インプレス選書
IT時代の震災と核被害

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784844331148
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0036

内容説明

グーグル、ヤフー、ツイッター、アマゾン、動画サイトの3.11。IT集団の初動レポートとともに、日本・社会・メディアを問う。

目次

序 グーグルの72時間
第1部 初動(ヤフーの災害プロジェクト―行政や東電に人々のニーズを伝え、情報提供を求める;ツイッターの動きと今後の課題―速報と拡散のメディアが市民権を得る;アマゾンの「ほしい物リスト」―被災地の多様なニーズに合わせて救援物資を送る;最先端クラウド企業アマゾンの挑戦―ユーザーグループと連携して震災情報サイトを緊急支援;動画サイトとテレビメディアの相互補完―前代未聞のインターネット同時配信)
第2部 ツールあるいはメディアとしてのIT(ネットに浮かぶ壮大な支援プロジェクト―横に連携した市民が行政を超える;その時、検証屋はどう動いたか―「支援訓練」事始め;震災後の地域メディアをITはエンパワーできるか―道具的文化から表現的文化へ;地域社会とウェブ・コミュニティ@浦安―震災で結びついたリアルとネット;Ustreamとニコニコ生放送から考えるライブメディアの役割―マニア向けメディアで終わらせないために;東日本大震災・安否情報システムの展開とその課題―今後の議論に向けて;海外メディア報道と日本の情報公開―「歴史上成功した唯一の社会主義国家」の危機;SPPEDIを公開してもパニックは起きない―災害心理学で考える情報公開)
第3部 複合震災とITの可能性(日本は再生できるのか?―統治・エネルギー・外交の未来;ソーシャルメディアの真価はこれから問われる―復興の課題は美談にならない場所にある;3・11以後のジャーナリズム―マスメディアへの本質的な挑戦;自然エネルギーによる共同体再生へ―原子力政策を展望する;核と環境とITメディア―技術的に、かつ倫理的に考える;市民として、引き受けて考える社会へ―エリートは、知識を参照し、市場を設計せよ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もさ

3
仙台に住んでいる自分は震災時は、ライフラインが止まり通信手段も移動手段もなくぼォーっとしているしか出来なかった。震災発生と同時に会社の利益に関係なく反射的に、当然の如く被災者のために対応を始めたIT企業、かっこよすぎだわ。改めてあの時、IT企業に限らずいろんな人たちの協力があって今の生活ができていると思った。後半は読み飛ばしたけど。2013/08/19

竹薮みさえ

2
3部は既知の内容だったけど1部2部が非常に興味深かった。大事なのはIT業界の人間だって普通の仕事をする人間だということだ。未曾有の災害を前にしてできることをやろうと必死だったということ。その道具がネットだったということ。そのことがなにやら安心できた。2013/08/09

林道真衣

1
さまざまな角度からITが震災にどうかかわったのか、将来どうかかわるかを考えた本。2015/04/03

rodshumia

1
題名にまつわる文集、といった感じ。いろんな角度から振り返れて有意義。意外と心に残ったのは未来の世界は「リアルにネーション・ステート・リージョンにとらわれない富裕層」と「バーチャルではとらわれない貧困層」に分かれる、という言葉。なんだかものすごく納得。2012/12/18

yurayura

1
GoogleやAmazonなどのIT関連企業の対応についてが非常に興味深かった2012/10/02

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