内容説明
体系的な説明と概念を中心とした解説で、数式を最小限とし図面を豊富に記載。扱っている標準化は、IEEEでの標準仕様を基本としている。扱う無線アクセス・システムは、ショート・レンジから広域エリアまで多種多様である。
目次
第1章 高速IPワイヤレスを実現するワイヤレス・ブロードバンドの全体像―802.11n/802.16(WiMAX)からLTE、UMBまで
第2章 Q&Aで学ぶ高速IPワイヤレスによるワイヤレス・ブロードバンドの基礎
第3章 IEEE802.15標準(4つの無線PAN)―UWB/ZigBee/Bluetooth/ミリ波通信
第4章 IEEE802.11標準(無線LAN):802.11a/b/gから802.11nまで
第5章 IEEE802.16標準:802.16‐2004(固定WiMAX)と802.16e‐2005(モバイルWiMAX)
第6章 IEEE802.20の標準規格と3GPP2 UMB―625k‐MCモード(iBurst拡張仕様)とワイドバンド・モード/3GPP2 UMB
第7章 3GPP標準:オールIP化で実現するLTEとSAE
第8章 次世代モバイル/無線LANのセキュリティ技術
第9章 有線と無線を統合するFMC/NGNへの新しい展開
著者等紹介
服部武[ハットリタケシ]
上智大学理工学部電気・電子工学科教授。工学博士。1945年三重県に生まれる。1974年東京大学大学院工学系研究科電子工学博士課程修了。1974年日本電信電話公社横須賀電気通信研究所入所。自動電話、新コードレス電話方式、パーソナル通信方式、PHSの研究開発推進に従事。この間、研究開発本部調査役、無線システム研究所・研究企画部長/パーソナル通信研究部長などを歴任。1996年通信網総合研究所ネットワーク企画推進室主席研究員。1998年上智大学理工学部教授に就任。現在、次世代移動通信方式、マルチリンクMIMO、スケジューリング、OFDM‐MIMO、MIMO‐SDM、ITS応用、位置検出などの研究に従事。受賞・学会活動他:1979年電子情報通信学会学術奨励賞/1981年IEEE Vehicular Technology Society論文賞、2007年情報化月間総務大臣賞、他。日本学術会議モバイルグローバル通信専門委員会委員長/IEEE Personal Communication Magazine、エディタ他
藤岡雅宣[フジオカマサノブ]
エリクソン北東アジアチーフ・テクノロジー・オフィサー。工学博士。1952年兵庫県に生まれる。1978年大阪大学大学院電子工学専攻修士課程修了。工学博士(1997年、大阪大学)。1978年国際電信電話(株)に入社。研究所で信号方式、ISDN、インテリジェント・ネットワーク、広帯域ISDN等の研究開発に従事。1989年~1996年CCITT SG11(現ITU‐T)のNo.7信号方式ISDNユーザー部(ISUP)スペシャル・ラポータ、サービス用シグナリング関連プログラム管理グループ議長。1998年日本エリクソン(株)に入社。IMT‐2000プロダクトの顧客への提供と国際標準化を担当。2005年より現職。現在、新技術分野を中心とする技術総括。受賞・学会活動他:1985年電子情報通信学会学術奨励賞/1996年音響学会技術開発賞/1996年ITU協会賞。電子情報通信学会、IEEE Communication Society会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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