内容説明
われわれ一般ユーザーが求めているのは、これまでの「MS‐DOS」と完全な互換性があり、かつ32ビットCPUとしてのハードウェアのメリットを活かすことができるOSなのです。この目的にふさわしいものとして、本書で解説している「WINDOWS/386」があります。これはOSではなく、「MS‐DOS」のアプリケーションプログラムの1つとして位置づけられるものですが、Intel80386という32ビットCPUの特徴を最大限に活用したものといってよいでしょう。現在のところこの「WINDOWS/386」に関する資料はほとんどなく、本書の内容はすべて著者が独自に調査したものである。
目次
PC‐9801RAというパソコン(PC‐9801RAの出現;RAのハードウェア;RAのソアトウェア;RAの問題点;RAと他機種との比較)
ウィンドウシステムに関する基礎知識(WINDOWSとは?;WINDOWS/386で何ができるのか)
WINDOWS/386の基本的に利用法(セットアップの方法;起動と終了の方法;WINDOWS/386の基本操作)
WINDOWS/386の応用的な利用法(一般のプログラムの実行方法;チューンナップの方法)
WINDOWS/386技術情報(各モードでのベンチマークテスト;環境変数領域の問題;利用できるメモリ空間;仮想MS‐DOS空間のEMS情報;CONFIG.SYSの記述;使用できるメモリポードの動作速度;利用できないソフトと暴走の関係)