道具のブツリ

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道具のブツリ

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784844137948
  • NDC分類 420.4
  • Cコード C0042

内容説明

理にかなったものは美しい。25個の生活道具とそこに隠されたブツリをひも解く、風変わりで、やさしい、物理学の入門書。

目次

ながす道具(スプーン―丸みを帯びたつぼの秘密;漏斗―地球の引力でものを下に落とす ほか)
さす道具(フォーク―点で刺して持ち上げる;注射器―摩擦を減らしてなめらかに刺す ほか)
きる道具(包丁―分子の結びつきを断ち切る;ピザカッター―直線よりも長い円弧の刃 ほか)
たもつ道具(ゼムクリップ―小さなばねで紙を留める;線ファスナー―噛み合う力で閉じる ほか)
はこぶ道具(車輪―重たいものを転がして運ぶ;杖―倒れないように支えて運ぶ ほか)

著者等紹介

田中幸[タナカミユキ]
岐阜県生まれ。上智大学理工学部物理学科卒業。慶應義塾高校、都立日比谷高校、西高校などの講師、晃華学園中学校高等学校理科教諭を経て、現在、桐蔭学園高等学校講師。東京書籍中学理科教科書執筆委員。NHK高校講座「物理基礎」制作協力

結城千代子[ユウキチヨコ]
東京都生まれ。上智大学理工学部物理学科、国際基督教大学大学院、筑波大学大学院を経て、埼玉大学、昭和大学で物理講師を務める。その傍ら、多賀二葉幼稚園に関わり、晃華学園マリアの園幼稚園長も務めた。現在、上智大学理工学部非常勤講師。東京書籍中学理科、小学校理科、小学校生活科教科書執筆委員。元NHK高校講座「物理基礎」講師

大塚文香[オオツカアヤカ]
イラストレーター。1989年滋賀県生まれ。京都精華大学デザイン学部卒業。書籍や雑誌のイラストレーションを中心に活動中。2020年HB Gallery File Competition vol.30永井裕明賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

110
物理学科出身の女性二人が、生活用品を題材にして物理を語るユニークな一冊(装丁、書籍サイズ、イラストも独特)。25の道具を紹介しながら、重力、摩擦力、慣性力、弾性、てこの原理などが説明されるが、摩擦力の説明にフォーク、作用反作用の法則にファスナーという組合わせは、とても意外性がある。更に「ニュートンの功績が称えられるのは、万有引力の法則が生じる原因を問わなかったこと」とか「なぜ物体が慣性を持つかという問いは、物理ではなく哲学の領域」という表現に首を捻る。ここぞとばかり「慣性系」という概念に踏み込めたのに…。2023/10/02

藤月はな(灯れ松明の火)

70
この本を読んでいると映画『Super31』での日常は学びに満ちているという言は本当だったと実感せずにいられない。何故なら日常生活に溢れた、身近な道具は「物理」を応用して生み出されているからだ。これは物理初心者でも取っつきやすい本である。専用語を多用しない文章、ジャンルの緘口が広くも理路整然とし、簡易な文章、大きい字、シンプルながらに分かりやすい絵、更には見開きしやすい本の造りなど、細部にまで凝っている。福音館の絵本シリーズ「かがくのとも」と並ぶ、身近で分かりやすく、面白い上、為になる本である。2024/02/17

けんとまん1007

56
日常生活の中にある数々の道具。中には、道具という認識すらないものもあって、改めて、「こうれも道具だよなあ~」と。一方、自分にとって物理は、遠い存在の科目でもある。しかし、こんな風に取り上げていただくと、とても身近に感じてしまう。空気の重さとかもそうで、それが当たり前の中にいると、何も感じず、何も考えなくなる・・と、気づいた。2023/10/12

チャーリブ

41
ブツリはもちろん物理で、身近な道具から物理の基本を学ぼうという本。作者二人は、同じ大学の物理学科の卒業生で、親子で理科を楽しんでもらう活動「ママとサイエンス」を共同で運営企画していると、あとがきにあります。ハンディな製本、可愛らしい挿絵、わかりやすい説明文。身の回りのブツリの秘密に、なるほどの連続です。たとえば、枡酒。あんな狭い枡の角なのにお酒が口からこぼれるのは何故…。気になりませんか?ブツリ愛に満ちた本。○2023/10/06

アナクマ

35
物理解説ユニットの著作。科学思考の普及、応援します。◉冷水は粘度が高い(1.0)から、薬を飲むときはぬるま湯(粘度0.7)が良い。〈刺す〉が連続して〈切る〉になる。1mのガラス棒、73キロの重りで0.1ミリ伸びる(弾性)。爪切りにはテコふたつ。スロープは斜面が体を支えてくれるから登るための力が小さくなる。ワインオープナーと釘の違い。動き出したあとの摩擦力は小さい。手漕ぎボートのオールの先は支点(作用点ではない)。持ち上げ1.0ソリ0.5コロ0.2の力で済む。◉製本、装丁、イラスト、心配りあり。→2023/09/17

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