内容説明
バイクでインドを巡ること10年、走った距離は10万キロ。遊牧民、チャイ屋、大道芸人、リキシャ引き、そしてロヒンギャたち。働く男が素敵すぎる理由を探し求めた写真家の、クレイジーな旅の日々。
著者等紹介
三井昌志[ミツイマサシ]
1974年京都市生まれ。神戸大学工学部卒業後、機械メーカーに就職し、エンジニアとして2年間働いた後退社。2000年12月から10ヶ月に渡ってユーラシア大陸一周の旅を行う。以降、写真家としてアジアを中心に旅を続け、人々の飾らない日常と笑顔を撮り続けている。訪問国は39ヶ国。旅の経験を生かしたフォトエッセイの執筆や講演活動を精力的に行う一方、広告写真やCM撮影など、仕事の幅を広げている。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2018グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
66
渋いおじさん、おじいさんに混じって20歳の若者もいる。インドは好き嫌いが極端に分かれる国。嵌る人と二度と行きたくないと怒る人。裏表紙の男性がビックリするほどのイケメンだけど普通の場所で普通に生活しているのがまた素晴らしい。著者は男性だからインドを旅しやすそうで羨ましいです😊でも南京虫が出る宿、垢だらけの枕はかなり抵抗があるそうで、当たり前ですがそういう場所、男性のみならず女性も絶対に無理ですね!!!2024/06/16
榊原 香織
66
表紙のおじ(い)さんのカッコよさにしびれた。 インド、グジャラート州の羊飼い。 若い時は普通にイケメンだったのではないか? 内容はインド旅行記。 興味はあるけど、インド本読むたび、私は無理、と思ってしまう。 2022/09/13
ジュースの素
9
素晴らしい本だった。前から三井さんのファンで、インドの写真を集めたCDなど持っていた。写真の良さはもちろん、見た物や思ったことを綴る文章がまたいい。 あの広いインドをバイクで7周もしたと言う。人々の中へ分け入り、一瞬を素晴らしく切り取るワザは真摯な性格から来ているようだ。これは最新の本だが、1 も2 も出ている。これからも楽しみな写真家だ。2020/07/02
noko
5
渋イケメンとは、目力が強く存在感があり、年齢を重なることを恐れず自然で、外見には無頓着で異性にモテようとしていない人。インドエリアの渋イケメンの写真と、レンタルバイクで回ったインドの旅行記。インドは酒に厳しく、買うのも少し難しいのに、ガンジャには抵抗なく吸っている人が結構いる。ラバリ族は、ターバンにこだわりを持っていて、赤いターバンに白い服、長い杖を持つスタイルを何世代も続けている。ターバンというとシク教徒だが、最近の若者は、ターバンを巻かない人も増えた。興味深いサドゥーの話も書いてあった。奥深いインド。2024/06/04