内容説明
換骨奪胎。好きな作品をもとに、ゲーム感覚で物語を作るテクニック。ドリルのように埋めるだけ!1時間でお話が出来る「テンプレート」付き!
目次
準備編 有名小説を下敷きにして小説を書く?それって盗作なんじゃないですか?
トレーニング編(『ロミオとジュリエット』を下敷きに恋愛小説を書こう;歌舞伎の『勧進帳』を元に、逃亡のお話を書こう;『マクベス』を下敷きに成功と破滅の物語を書こう)
レッスン番外編 映画の『スピード』を下敷きに、アクション小説を書こう
応用編 テンプレートを作ろう
おわりに 小説を書くのに才能はいらない
著者等紹介
わかつきひかる[ワカツキヒカル]
ライター&小説家。2001年フランス書院ナポレオン大賞受賞。2007年第6回幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞。2011年宝島社日本官能文庫大賞・岩井志麻子賞受賞。2014年「ニートな彼とキュートな彼女」が「世にも奇妙な物語2014年 春の特別編」の原作に採用。2016年奈良の地方文学賞「はくたくうどん小説コンテスト」審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
39
図書館本。「換骨奪胎」まさに物語や和歌はこの考え方で作られています。例えば、和歌は先達の名歌を本歌取りして、それ以上の作品が生まれています。物語も一緒です。シェイクスピアも「換骨奪胎」を使ってあまたの名作を生み出していますから。2019/09/14
ちぃ
5
わかつきひかる先生の独自アイデアによるもの。偶然北欧神話のエッダとサガ、古アイスランド語を調べていて、本書の「成功と破綻のストーリー」の類似性に驚かされました。2023/12/04
ゆた
5
漫画や小説などを分解して読み解くことが創作する人間には大事というのはよく聞くことだけれど、じゃあ具体的にどうすればいいの?っていうやり方について詳細に書かれている本というのは意外に少ない。その点でとても参考になったし、読んだ本や観た映画についてどんなふうに記録しておくべきかがわかったのは大きな収穫だった。二次創作でも一次創作でも役に立つ参考書といった感じ。2023/11/05
袖崎いたる
5
テキストに使うのはいいだろうけど、この本自体は面白くない。クリティックではない。類書なら大塚英志の仕事のほうが良いかな。2022/01/18
史
3
換骨奪胎という言葉が全て。ハウツー本としては短いながらもツボを抑えている。ある意味として箇条書きマジックにするとありとあらゆるモノが似てしまうのも当然なんだなと。2020/01/14