目次
自然豊かな北欧の「森と湖と群島の国」
北欧ってどこのこと?
暗く長い冬と明るく開放的な夏
金髪青い目ばかりじゃない!けれど
北欧の先住民サーミ
福祉国家と経済成長の両立
SDGs達成度で世界をリード
男女平等先進国に残された課題
大切なのは、結婚ではなく愛!
世界で最初に子どもへの体罰を禁止〔ほか〕
著者等紹介
西田孝広[ニシダタカヒロ]
1965年、福岡県生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業後、ニューヨーク市立大学ブルックリン校で美術の修士号を取得。スタンフォード大学東アジア研究所修士課程修了。コペンハーゲン、ウィーン、ダブリン滞在を経て、1996‐97年ストックホルム王立美術大学に留学し、絵画・版画を制作。スウェーデン語試験Rikstestet合格。帰国後、スウェーデンの通信企業エリクソンに勤務。独立後は、国内外での美術活動のかたわら、通訳・執筆、国際プロジェクト支援に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
46
かつて訪れたストックホルムのレストランでは、夜の10時になっても金髪の若い男女がテラス席でワインを飲みながら談笑していた。2018年女性が最も生活しやすい国第2位ではあるが、専業主婦は肩身が狭く徴兵制も男女の区別がない。人口1000万のなかで180万が「サンボ」と呼ばれる未婚の同居カップル。国連で採択された持続可能な開発目標では世界1位の意識高い系。高い税金と冬の寒ささえ厭わなければ自然と芸術と音楽のあふれた住みやすい国。写真が多く、今のスウェーデンを伝えてくれる。ストックホルム・マラソンで再訪したい。2019/02/10
チャッピー
21
スウェーデン。私にとっては馴染みのない国だけど、訪れたたことのある人と話すと皆よかった~とウットリ語る。人々の暮らし、食べ物、街、場所、店、本、歌、デザインetc...150もの魅力を写真と共に紹介。ストックホルムて、こんなに美しい水の都なんだ!行ってみたい。2019/02/26
ろべると
8
スウェーデンは面積は日本より広いが、人口は1000万人を少し超えるくらいしかいない。社会福祉や男女平等が浸透し世界一幸せな国と言われる反面、積極的な移民政策は火種をはらんでいる。NATO加盟に揺れているのは周知の通り。本書はそんなスウェーデンの魅力を様々な切り口から紹介する。シャイで謙譲の美徳を重んじるスウェーデン人は、日本人に似ているところもあるが、フラットな社会体制など大いに異なる部分も多い。少子化が進む日本が目指すモデルとして学ぶものはありそうだが、残念ながら世界が違いすぎるかも知れない。2023/06/04
moko
7
つい図書館で借りてしまう。行った事もなければ何の所縁もないのに、何でこんなに惹かれるんでしょうか。2019/03/30
ganesha
6
ストックホルム王立美術大学で学び、スウェーデンの通信会社で勤務した経験のある美術家によるスウェーデン入門書。観光やアート、社会、文化、スポーツなど150のトピックとインタビューにコラムなど、写真とともに飽きずに楽しんだ。エースオズベイス懐かしい。宗教が信教の対象としてより年中行事や文化遺産として息づいていることと牡蠣やロブスターを採るというシーフードサファリに興味を持ちつつ読了。表紙が素敵。2023/09/06