内容説明
ほんの少し視点を変えれば、街中が美術館になる!風雨にさらされたペンキが織りなす、偶然の美。
著者等紹介
タクマクニヒロ[タクマクニヒロ]
25歳でカメラマンを志し、会社を辞め専門学校に入学するも、中退。以降独学で写真を学び30歳でフリーカメラマンとしてスタート。雑誌・CDジャケット・写真集・カレンダー・広告などでポートレート撮影を中心に活動。2010年からは、独学でカメラマンを目指す人を対象にワークショップを開催。仕事として写真を撮る時は「宅間國博」として、ライフワークの写真を撮る時は「タクマクニヒロ」として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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参謀
3
経年劣化したペンキ塗りの壁の写真集。手塗りでは決して出せない自然風化の様相を写真に収めています。でもそれが結晶のようにも見えなくもなく、なぜか惹かれたりするので、このカメラマンは写真に収めたいと思ったのだと思います。2020/05/17
Koki Miyachi
2
経年変化したペンキの写真集。30年前にインドの動物園のブルーの扉のペンキの美しさに魅了されて以来、撮り続けているそうだ。ページをめくると、確かにペンキなのに顕微鏡から覗いた美しい結晶か、空から見下ろしたクレーターのような美しさに目を奪われる。自分も見ているハズなのに、なかなか目を留めない日常の中の美。それを捉えた写真家の目の力に脱帽である。2021/01/31