内容説明
一見無関係に見えるものを組み合わせて大きな意味を持たせる。難しいことを、やさしくする。やさしいことを、深くする。深いことを、もっと面白くする。編集の技術・発想法は、すべての仕事の現場で役立ちます。124項目の学ぶべき編集術!
目次
01 編集者の仕事とは(編集者の仕事とは?;編集者の仕事はP、D、AD、AD ほか)
02 企画を立てる(読者がお金を出してくれる企画;企画立案のための三つの要点 ほか)
03 取材をおこなう(取材ってなに?あらためて取材する意味を考えよう;取材を依頼する ほか)
04 原稿の書き方(編集者が名文家である必要はない;リードは記事の顔 ほか)
05 原稿整理と校正・校閲(原稿整理の基本;「である」調か「です、ます」調か ほか)
06 デザインする(いいデザインとはなにか;デザイナーは ほか)
07 印刷する(印刷業界の基礎知識;印刷の仕組み ほか)
08 著作権を知る(著作権とはなにか;著作権の分類 ほか)
09 出版流通を知る(「定価販売」と「委託販売」;再販売価格維持制度 ほか)
10 電子書籍の現状と未来(電子書籍とは;電子書籍を購入するには ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
35
編集者を志す人の実践本2018/10/06
吟遊
10
すぐれた本だと思う。実践的で、具体的で、網羅的。2018/07/05
T M
7
取材や原稿の書き方、校正の仕方あたりが纏まってるのかな?と思ったら、著作権や印刷技術なども入っていて、編集者が知っておくべき最低限の情報が詰まっています。実例が入ってるのも◎2016/07/19
ハチアカデミー
7
仕事用。基本的なものが全てまとめられているだけでも重宝するが、日本の版元の多くを占める中小向けの内容なのもありがたい。一つの理想が示されるので、どこまでできるのかは版元と各個人の力量次第か。2015/04/06
OjohmbonX
4
出版社の編集者は、プロデューサー、ディレクター、アシスタントディレクター、アートディレクターの4つの役目を兼ねるという。本書で紹介される広範な仕事を見ると、確かにそうなっている。装丁や校正・校閲、営業など専門部署や他社にアウトソースする業務であっても、委託元の編集者にも一定の基礎知識が必要になる。これだけ幅広い業務を丁寧にやろうとすれば、極めて多忙になるのだろう。本書は企画から流通まで、基本的だがある程度の詳細さで事例も交えて解説されていて、よくある解説書より読み応えがあった。2024/02/14