内容説明
「だって、魚くれるんだぜ?そりゃお礼にネズミ返すしかないよな?」…なんて奴らが言ったかどうかは知りません。飼っているんじゃない、飼われているんじゃない。そんな人間と猫との穏やかで、ユーモラスで、幸せなのに時々泣ける、ちょっと変わった共同生活。
目次
床下の奴ら
2月14日の桜
トトロのおみやげ
雨に唄えば
秋刀魚争奪戦
祝福の鐘
威風堂々
初恋
毛布
日だまりの歌
魔法使いの約束
嘲笑の名月
冬支度
マフラー
異文化コミュニケーション
便り
エール
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoko**
4
付かず離れずの著者とネコたちの関係。かと言って、けして互いに無関心なのではない。 必要とあらば著者は奴らに手を差し伸べるし、玄関にネズミが置かれていることもある。(奴らからの貢ぎ物と思われる) そんな適度な距離感が、長く一緒にいられる秘訣なんだろうな。 私が著者なら絶対奴らを放っておけない。きっと大人げなく、ワチャワチャと奴らを追っかけ回してまう。 奴ら、一日で脱走必至!2021/01/25
ゆずとみかん
1
猫が住み着いていき、その様子を積極的に交わることなく、適度な距離感をもって接している日々の記録。一話ごとにねこの写真が入り、それが素敵なんです♪読んでて暖かい気持ちになりました(*^^*)おすすめです☆2013/03/25
なかがわみやこ
1
どこもかしこも好み。やっぱり家にはネコが付いてないとね。私も魚分のネズは遠慮しておきます。2010/05/18
kujira
1
とても理想的なネコと人間の関係。文章ページにお遊び的にいるシルエットの猫がとてもいい。猫に対する愛を持った人がきちんと作ったんだなあ……と思える本。2009/07/25
りっか
1
pya!で読んでたけど、すごくきれいな本に生まれ変わって、感動もひとしおです。2009/06/30